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Author:hortensia
花男にはまって幾星霜…
いつまで経っても、自分の中の花男Loveが治まりません。
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一日の終わりに

今日はあきつくです。
ロンドンに行った2人が読みたい!とのリクエストを頂きましたが、ロンドン、全然詳しくなくって…
とりあえず、ロンドンではありますが、お部屋の中のお話です。スミマセン…
(数日前、5分程うっかり下書きを晒しちゃいました。お目汚し、失礼しました。)

「答えはYESのみ?」(前編中編後編)の続編です。
__________

<つくし24歳 あきら25歳 立夏の頃>

今日も日付が変わる頃になって、やっと牧野と暮らすフラットに帰り着いた。
そっとドアを開けてベッドルームに入ると、ベッドサイドのライトが点いていて、柔らかい灯りの中ですやすやと眠る牧野が見える。
思わずふっと笑みが零れた。
起こさないように、静かに近づいて、頬にただいまのキスを落とす。

俺が告白してから1年が経った。
そして牧野がロンドンに来てくれて9ヶ月。
よくここまで来てくれたものだと、今更ながら思う。
あの告白は、俺にしたら熟慮の結果の行動だったが、鈍感な牧野にとっては晴天の霹靂のようなものだったろう。
それでもYESと言ってくれた時はどんなに嬉しかったか、言葉では言い表せない。
3ヶ月の間に、会社を辞め、留学の手続きを取り、VISAを申請し、住んでいたアパートを片付け、俺の待つロンドンへやってきた牧野は、このフラットに着いた時に、はにかみながら

「不束者ですが、宜しくお願いします!」

とまるで嫁に来たかのような挨拶をしたんだ。
あまりに鯱張っているからおかしくって、腹を抱えて笑ったら、

「何よ、もうっ! 美作さんのバカっ!」

と拗ねちゃったんだよな。
思い出すだけで、頬が緩む。
全く、お前ってサイコーだよ、牧野。

今牧野は、市内の語学学校で、秋からの大学進学を目指したコースに通ってる。
美作のロンドン支社で働いてもいいぞとは言ったけれど、ビジネスで通用するほどの英語力が無いから、迷惑を掛けたくないと牧野が言い張るので、好きにさせることにした。
俺は職場に牧野が居てくれたら嬉しいけど。
仕事が手に付かなくなる…なんてことは無いようにするつもりではいたけれど、実現してたらどうなってたんだろうな?

毎日早く帰ってきたいと思ってはいても、今日のように遅くなってしまう事もままある事で…
知らない国で寂しい思いをさせてはいないかと気になる。
本人曰く、クラスメイトとも仲良くなったし、街を見て回るのも楽しく、何より入場無料の大英博物館がお気に入りだそうだ。
足繁く通っているらしい。

「あたしは雑草なんだから、どこでだって生きていけるよ!」

逞しい彼女を持つと、こっちまでパワーを貰えるから不思議だ。
牧野が来てから、俺はそれまでよりもずっと仕事が楽しくなっている。
今迄には無かった遣り甲斐を感じるし、何事にも前向きに取り組む姿勢が評価され、周りからの評判も良い。
親父には「牧野さん効果」なんて散々からかわれているけれど。
まぁ、それもくすぐったくて、何処か楽しいと思えてしまうんだから、俺は重症だ。

初めての海外生活だというのに、牧野はあくまで自然体。
しなやかに伸び伸びとロンドンの街を歩いていく牧野を見るに付け、雑草魂の強さを感じずにはいられない。
母国ではない場所で暮らすと言うことは、楽しい事ばかりでは無いから。
何かと不便だったり、不安だったり、時には傷つく事もある。
だけど、牧野にとっては、そんなのは取るに足らない些細なことらしい。
赤札を乗り越えた女だもんな。
むしろ、何のしがらみも無いところで、フラットな自分を曝け出せて、気負わず、ありのままの姿でいられる今、牧野は輝きを増している。

シャワーを浴びて、着替えた俺は、牧野の隣に滑り込んだ。
牧野の顔にかかっている髪の毛をそっと除けてやる。
長く伸びた黒髪を、指で梳く。
するするさらさらと心地よい絹糸のような牧野の髪。
俺はこれに触れているのが大好きだ。
何度も何度も、さらさらと零れていく髪を梳く。
今日一日の疲れが解けていく。

寝顔を見つめてそっと呟く。

「牧野、愛してるよ。」

愛しの彼女は夢の中で俺の声を聴いてくれているだろうか?

そっと手を手繰り寄せる。
柔らかくて暖かい牧野の手は、すっぽりと俺の掌の中に納まった。
親指でゆっくりと手の甲を撫でる。

どんな時も、この手を離さなければいいんだ。
きっとこれからの長い道程の途中には、山もあれば谷もあるんだろう。
でも俺さえ、この手を離さなければ大丈夫。
2人で挑めば、きっと何でも乗り越えられるから。
牧野が隣にいてくれさえすれば、俺は限りない力が湧くんだ。

ベッドサイドの灯りを消して、目を閉じる。
瞼の裏には、今見つめていた牧野の穏やかな寝顔。

そう、こうやって、毎晩灯りを消す前に最後に見るのは牧野の顔だ。
それを自分の中に抱いて眠る。
これからずっとそんな夜を重ねていく。
朝になったら
「お早う、美作さん!」
って満面の笑顔で言ってくれる牧野がいる。

俺の幸せって、そういう事だ。


-fin-


__________


えーっと、いつ2人で街へ繰り出したらいいかしらね…
いつまでもお部屋の中だけにはいられないし…
このためにロンドン見物には行けないし…(苦笑)

ロンドンに観光で行った時には、ホントに大英博物館に通いました。
いっぱい見るものあるからねー、何度行ってもいいのです。
私が一番の見どころだと思っているのは、ロゼッタストーンでも、ミイラでも、エルギン・マーブルでもなく、ヒスイのモザイクの仮面です。←ちょっとマイナーだけど、すごいお宝なんだから!


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