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hortensia

Author:hortensia
花男にはまって幾星霜…
いつまで経っても、自分の中の花男Loveが治まりません。
コミックは類派!
二次は総二郎派!(笑)
総×つくメインですが、類×つく、あき×つくも、ちょっとずつUPしています!
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梅雨の晴れ間は貴重な時間!

200万HIT記念にプチイベントを・・・と考えていたのですが、管理人骨折により、予定がグチャグチャになっております。
色んな総つくを詰め合わせにしてお届けできたら!なんて思ってたんですけどね。
準備が出来た順にUPしていくことにします。
そんな200万HIT記念イベント・第一弾は、久々にバカップルの登場です♪


__________



先日ここ関東も梅雨入りしたってTVが言ってた。
雨、俺は別に嫌いじゃねえけど。
こいつはちょっと違う考えらしい。

「雨の日はさー、洗濯物外に干せないし。
お布団だって干せないじゃない。
それが困っちゃうんだよねー。
洗濯物の部屋干しって、なーんか部屋ジメジメしちゃうの。
それに雨降ってると自転車で出掛けられなくなっちゃうしさぁ。
不便なんだよね、それって。
ま、こんな事言っても西門さんには分かんないか・・・」

ああ、分かんねえな。
俺は自分で洗濯したり、布団干したりしねえもん。
自分の部屋は空調のお蔭でいつも一定の温度や湿度に保たれてるし。
自転車でスーパーに買い物行ったりもしねえから。
牧野の気持ちは全然分かんねえ。

「乾燥機付きの洗濯機にすりゃいいんじゃね?
あるんだろ、そういうのが。」
「そんな贅沢出来ないよ!
今のだってまだちゃんと動いてるし。
それにそういうのって電気代凄いんじゃないの?
そんな無駄遣いはしない主義なの、あたしは。」

文句言うから提案してやったのに。

「買い物はネットスーパーとかいうのが配達してくれるらしいぜ。
それなら出掛けずに買い物したモンが届くんだろ?」

それこそネットで得た情報だけど、これなら牧野も受け入れるんじゃないかと思って言ってやる。

「へぇー、西門さん、そんな事知ってるんだ。
だけどね、あれは5000円以上買わないと無料配達にならないんだよ!
あたし1人暮らしだし。
こうやって時々西門さんが来るくらいでしょ?
一度の配達で5000円分も買い物しないからさぁ。
頼めないんだよね。」

何たる貧乏性。
いや、質素倹約な生活を貫いている・・・と言やあいいのか。
こいつにつける薬はない。

俺は牧野にはバレないように、そっと溜息を吐いた。



「・・・しかどさん、ねえ、西門さんってば・・・」

牧野の声がする。
この部屋のカーテンはぺらっぺらで光を通すから、目を閉じていても明るいというのが分かる。
どうやら朝が来たらしい。

「何だよ、つくしちゃん。
物足りなかったのか?
いいぜ、来いよ。
朝でも夜でも、いつだって目一杯可愛がってやるから・・・」

そう言って、牧野を自分の腕の中に絡め取ろうとしたのに、手探りで隣に手を伸ばしても、布団とシーツがあるばかり。

一体どこに行った?

やっと重たい瞼を抉じ開けて視線を彷徨わせると、布団の脇から牧野に覗き込まれてるのが見えた。
ふっと表情を緩めて、そっちの方に身体を向ける。
牧野を引き寄せようと指先を伸ばすと、触れたのは柔らかな素肌じゃなくて、服の生地。

あれ? 何だこれ?

しっかりと目を開けて、まじまじと見てみると、すっかり身支度を整えた牧野がいる。

「ねえ、起きて、西門さん。」

ちっ、つまんねー。こっちはその気になったっつーのに。
こいつはそんなつもりはさらさらないらしい。
じゃあ、その気にさせちまえばいいよな?

「んー、起こして、つくしちゃん。」

にんまり笑って呼び寄せてみる。
のこのこと俺を起こすために手を貸すであろう牧野を、もう一度布団の中に引きずり込んじまおうと思ったのに。
この女ーーーー!
なんと、布団を一気に捲った上に、シーツをぐいっと引っ張り上げて、俺を畳の上に落っことしやがった!
挙句の果てにひとりでギャーギャー騒いでる。

「何で朝からそんな事になってんのよ?
ヘンタイ! 色情狂!
とっととシャワー浴びてきなさいよ、ばかあっ!」

剥がしたシーツをぐるぐる巻きにして胸に抱え、真っ赤な顔した牧野は何処かに走り去った。
何が起こったのか、寝起きの頭でよく理解できない俺は、裸で、ひんやりした畳の上に転がされている。

朝からって・・・
朝だからだっつーの!
これはオトコの生理現象なの!
健康の証だろ!
お前だって、コイツが元気じゃなきゃ困るんだぜ?
昨夜だってあんなに・・・

と言い返そうにも、相手はとっくのとうにいなくなっている。
仕方がないから、のろのろと起き上って、言われた通りにシャワーを浴びた。


今日の牧野は朝のあの一件以外は上機嫌だ。
朝飯を食いながらにっこにこ笑ってたし。
偶々休みの日が梅雨の晴れ間で、相当嬉しいらしい。
朝から何度も洗濯機を回して、何から何まで洗って、鈴なりに干して。
ベランダの日当たりのいいポジションには敷布団がドーンと陣取っている。
畳の上を固く絞った雑巾で拭き上げて、満足気に額の汗を拭ってる。
俺はすることが無いから、狭い部屋の中をウロウロしたり、牧野の様子を窺ったりするだけ。
洗濯と掃除の後は昼飯作り。
俺がさして面白くもないTV番組を見るともなしに見ている間、牧野は鼻歌まじりで料理していた。

「さー、出来た!」

いつものように小さな卓袱台の上に昼飯が並ぶのかと思っていたら、牧野は大きめのバッグを持ち出して、作った料理をそこに詰め込み始めた。

「西門さーん、お天気いいから、お昼ご飯は外で食べよっ!」
「んん? ああ、そうするか。」

まあ、機嫌のいい牧野を見てるのは俺だって嬉しいから。
言われた通りにすることにした。
牧野の作った昼飯を携えて、行った先は近所の広い芝生が広がる公園。
木陰には俺達同様ピクニックに来ている家族連れやカップルが陣取っている。
牧野が選んだ1本の木の根元にレジャーシートを敷いて、2人でそこに腰掛けた。

「気持ちいいねえ、風が吹いてて、芝生が緑で、お日様キラッキラ!」

そう言って満面の笑みを浮かべてる牧野を見てると、それだけで幸せな気分になるから不思議だ。
つられてこっちまで頬が緩んでく。
だけど色気より食い気なこの女は、俺と見詰め合ったりすることもなく、いそいそとバッグを開けて、食べ物を取り出してる。
そのうちのひとつの包みをポンと手渡された。
開けてみるとその中は、見た目はサンドイッチ風だけど、米と海苔と具材で出来ている何物かが詰まってる。

「・・・牧野、これ、何?」
「ふふん。知らないと思った。
おにぎらずだよ。握らないで海苔で包んだだけだからおにぎらず。
これだと中の具が沢山味わえて嬉しいんだよねー。
スパムと卵焼きのとー、サラダ菜と豚の生姜焼きのとー、きんぴらごぼうの!」

そう言われてみれば、それらしき具がサンドされているのが見える。

「で、こっちはおかず入ってるから。それとスープ。」

次に牧野が手渡してくれたカップの中身は、キャベツとベーコンのスープ。
蓋を開けて手近に置いてくれた弁当箱の中には、ポテトサラダと、ミートボールと、タコさんウィンナー、プチトマトと茹でアスパラにナポリタン。
まるでお子様ランチのような中身につい笑ってしまった。

「あ、笑ってる。食べる前から馬鹿にするような人にはあげませーん!」
「馬鹿にしたんじゃねえよ。
つくしちゃんの作る弁当は可愛いなと思っただけだって。
ちゃんと食うから。な?」

そう言って、唇を尖らせている牧野を宥めて、スープに口を付け、おにぎらずとやらを齧り、弁当箱を引き寄せる。

「うん、美味い。」
「わざとらしいんだっつーの。」
「ホントに美味いって。このおにぎらずっつーの?
初めて食ったけど、気に入った。」
「ホントに・・・?」
「俺が嘘言ったことあったか?」
「さあて、どうなんだろうね?
西門さんは口が上手いからっ!」

照れ隠しなのか、ちょっとそっぽを向きながら、憎まれ口を叩く。
まあ、そんなところも可愛いんだけど。
くすりと笑いを漏らした後、顔をぐっと近づけて、流し目をちらりと送ってやる。

「な、何よっ?」
「何が上手いって?」
「口が上手いって言って、何が悪いのよっ!
あたし、ホントの事言っただけだもん!」

そーか、そーか。
まだ言うか。
でも、可愛くない事言うお前の口は、こうしちまえば黙るだろ。

首の後ろに手を挿し込んで、思いっ切り熱烈なキスをひとつお見舞いする。
最後にぺろりと唇の端を舐めたら、生姜焼き味がするからまたつい笑いが零れた。

「どうだ? 俺の口、キス上手いだろ?
つくしちゃんの口は、上手いじゃなくて美味しいだな。
生姜焼き風味。」
「・・・ば、・・・ば、ばっかじゃないの?
こんなに人目があるところで、何してくれちゃってんのよ!」
「皆見て見ぬふりしてくれるって。
恋人同士のピクニックなんだぜ。
キスの一つや二つ、してたって不思議じゃねえよ。」

ちょっと瞳を潤ませ、顔を真っ赤にしてこっちを睨み付ける牧野が愛おしくて堪らない。
ふうん、梅雨の晴れ間っていいモンだな。
お前にとっては思いっ切り洗濯する日でも。
俺にとっては、太陽の元、お前の色んな表情を見れる絶好の機会だ。


__________



今日のここは、まさに梅雨の晴れ間なので、お昼ですがこのお話をイベント第一弾としてUPしてみました。
安定のバカップル。
いいな、つくしと総二郎はピクニックランチなんか行っちゃって。
管理人は独りでソファの上で燻ってます・・・
早く骨くっつけ・・・
そんなおバカな管理人にお優しいお見舞いのお言葉、有り難うございます。
やっとPCに触れるようになりましたが、長時間座ってられないので、コメントのお返事は今暫くお待ち下さいませー。
プチイベント、まだまだ続きがあるよっ!
乞うご期待!


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