Blog開設4周年のプチイベント開催中!
第七夜は恋に破れたつくしの登場です。
__________
結婚しようと思っていた。
いや、絶対にこの人と結婚するんだと思ってた。
互いの両親にも挨拶して。
彼氏のご実家にも何度も遊びに行かせてもらって、お母様とも仲良くなった。
ご実家にお泊りさせてもらう時は、一緒にキッチンに立ってお料理するくらい。
そんな時いつも「あー、こいつに何でもやらせて。」という彼氏の台詞に、ちょっとした引っ掛かりを感じたりもしていたけれど。
お家にお邪魔して挨拶しても、碌に目も合わせて下さらないお父様の亭主関白っぷりを見ていたから、彼氏の態度もそういうお家に育っているせいなのかと思って、自分を納得させていた。
新婚旅行はハワイがいい!というあたしの希望を聞いて、それならば結婚式も向こうで・・・なんて彼氏が言ってくれて。
リゾートウェディングのパンフレットを捲り夢を描く幸せな日々。
だけど、彼氏が転勤になった事から、それまでなんとか合わせていた歯車が段々合わなくなっていった。
電車で2時間という微妙な距離。
今迄のように仕事の後には気軽に会えなくなった。
金曜日の夜、急いで仕事を終えて、晩ご飯の材料を買い込んで駆け付ける彼氏の部屋。
だけどそれも仕事が繁忙期に入れば出来ない訳で。
「ごめん、今日も仕事終わらない!今夜は行けない・・・」なんて連絡を入れる度に、そっけない返事が返って来る。
そのうち「金曜日は来なくてもいいよ、会社の奴等と飲みに行くから。」と言われ、土曜日だけ泊りに行くようになったけれど。
今度は彼が土曜出勤になって、部屋で独り掃除と洗濯をしてあげる、まるで家政婦さんのような状況になった。
これがあたしが鈍感・・・と言われる所以で。
普通の人ならここに女の人の影を感じるんだろうけど、彼を信じ切っていたものだから、「土曜日までお仕事大変だなぁ、せめて美味しいご飯作って待ってよう!」なんていそいそと買い物して、晩御飯を作って待ってたバカなあたし。
そんな週末が何度も過ぎていって。
とある土曜日に目撃したのだ。
電車に揺られてやっと辿り着いた彼が住む街の駅ビルで、彼が他の女の子と私服姿で、仲睦まじく腕組みして歩いているのを。
今日も仕事だって言ってたじゃない。
スーツは何処いったの?
部屋に帰ってくるときはいつもスーツ着てるのに。
もしかして、その子と別れた後に着替えて部屋に戻って来るつもり?
でも、こんな姿見つけてまで彼を信じられる程、あたしもお人好しじゃない。
その場から踵を返して駅の中へと引き返した。
そしてそのまま、2時間かけて自分の住む街へと戻る。
今思えば、気になる事は多々あったのだ。
だけど彼氏を信じたいって思ったから、敢えて無視してきたんだと思う。
だってあたし達結婚するんだから。
この先ずっと一緒にいられるんだから。
そう思って、自分を誤魔化して来たけれど・・・
金曜日のアフター5も土曜日も全然会えなくなったし、彼氏からあたしに会いに来ることも無くなってたのは、紛れもない事実。
ガタンゴトンと電車に揺られながら、独りであれこれ考えるうちに、もう誤魔化しがきかない所に辿り着いてしまったのだ・・・とやっと分かった。
その夜、彼氏から、「何で今日来てないんだよ?」と電話があったけれど、明確な言葉を返せない。
今日目撃したことを話すことすら面倒に思えてしまって。
「ちょっと具合悪いからゴメン。」とだけ告げて電話を切る。
彼氏からもそれ以上「大丈夫か?」とか「俺がそっち行こうか?」なんて言ってきたりもせず、その週末は終わってしまった。
次の週末の前に決着をつけてしまわないと、また連絡が来てしまうのかと思うと、気持ちはどんどん重たくなる。
でも今はもう会いたくもないし、声も聞きたくない・・・と思い、短い手紙を書き送ることにした。
果たしてちゃんと読んでくれるかも怪しい・・・と思ったので、彼氏との関係を断ち切るべく、携帯電話の番号を変えようと思い付く。
急な出費と、友達に新しい電話番号を知らせる手間はかかったけれど、新しい携帯電話を手に入れたあたしの気持ちは、少しスッキリした部分があった。
F3と桜子にも連絡を入れると、遠くの国にいる筈の類からはすぐに折り返しの電話があった。
「牧野、電話変えたんだ?」
「うん、ちょっと、心機一転したくて。」
「ふうん・・・ あんた、元気なの?」
「え? あ、うん、元気にしてるよ。
類こそ、忙しくて身体壊してない?
そっち寒いんでしょ、テレビで見たよ、春なのに寒波って。」
「バカみたいに寒い・・・
早く日本帰りたいよ。もうヤダ。」
「そんな子供みたいな事言わないで、頑張って!」
「ヤダよ、頑張らない。
あんたはいつも頑張り過ぎ。
適当に力抜いていかないと持たないよ。
俺はあんたに笑ってて欲しい。
ねえ、牧野、今笑えてる?」
「・・・どうかな?」
流石、類。鋭い所を突いてくる。
類相手に嘘も吐けなくて、言葉を濁したあたしに、なるべく早く日本に戻れるようにする・・・と優しく囁いて、通話は終わった。
西門さんからは「了解!」という至極あっさりしたメッセージが届いた。
美作さんからは「登録変更したよ。態々連絡ありがとな。」という気遣いの人らしい言葉を貰う。
その一方、桜子からは厳しい尋問をされた。
仕事終わりに呼び出されたお洒落なレストラン。
そこで待ち構えていた桜子は、興味津々な目つきだ。
そして最初から核心を突いてくる。
「先輩、彼氏さんとお別れになったんじゃありません?」
「・・・何でそう思うのよ?」
「携帯電話の機種変更されただけなら、新しい電話をお持ちになりたかったんだなって思いますけど。
番号を変えられるって言うのには、それなりの理由があるものなんです。
どうなんですか?」
桜子に隠し事したって隠し通せない。
それならさっさと素直に白状してしまった方が楽だ。
「まあ、そう・・・かな。
他の女の子と歩いてるの見ちゃって。
それまで気付かないようにしてた違和感を一気に感じちゃったんだよねー。」
「そこまでされないと浮気されてることを感じられないって、本当に先輩は鈍感ですよねえ。
私なんて他の方に他所見した途端にピンときますわよ。
まあ、他所見なんかさせませんけどね。」
そう言いながらふわりと髪を揺らした桜子は、本当に狙った獲物は逃がさない女豹のように、キラーンと瞳を輝かせてる。
「でも、良かったんじゃございませんこと?
私、あの彼氏さん、ちょっと苦手だったんです。
先輩が彼氏さんの前ではどこか遠慮してるような気がして。
女は男を立てるもの・・・なんて古いですよ。
今時、殿方が自分のパートナーを輝かせるように引き立て役に回るべきなんです。
先輩には、きっともっと先輩という地味な花でもそれなりに美しく咲かせて下さるような器の男性が必要なんですわ。」
「桜子・・・ 励ましてるつもり? それともあたしを貶してるの?」
「私はいつだって先輩のお味方ですわ。
ご存知でしょう?
先輩の気持ちが落ち着かれたら、男性とのお食事会にでもお誘いしますわね。」
「えー? いいよ、いいよ、そういうのは・・・
桜子セレクトの男の人と、あたしが合う気がしないもん。」
「失礼ですわねー、私の篩にかけられた男性は、それなりのステイタスをお持ちの優良物件ばかりなんですから。
安心してお付き合いして頂けますよ。」
「いや、逆にあたしと釣り合わなくて、付き合いにくいし、そんな人・・・」
「まあ、失恋には日にち薬って言いますからね。
暫く時間を置いて、お気持ちが変わった頃、お声掛けしますから。」
「だから、いいんだってば、あたしは・・・」
「まあまあ、今日は美味しいお食事と、美味しいお酒でお口直ししましょうよ!」
桜子が小首を傾げてにっこり微笑むと、そこに控えていたギャルソンが恭しくワインを運んでくる。
ワイングラスが満たされ、ヒラメのカルパッチョはカラフルなソースが掛かっていて、とても美味しそうに目に映った。
フルーティーな白ワインはキリリと冷えていて、すいすい口の中に消えていく。
「おっいしー、これ!」
「そうなんですよ、こちらのシャトーのボルドーブラン、本当にお薦めなんです。
先輩、今度の夏のお休みにでもヨーロッパへワインを楽しむ旅に行きませんこと?」
「そんなお金ないもん。」
「花沢さんにでもお願いしたら、連れて行って下さるんじゃないですか?
ご自分で葡萄畑お持ちなくらいなんですから。」
「それじゃ、類に迷惑掛けちゃうじゃん。」
「花沢さんは迷惑どころか、喜ばれると思いますけど。」
「とーにーかーく! 山梨か長野位なら付き合うけど!
海外旅行なんか行かないからっ!」
そう言い放つと、桜子がクスクス笑いを押し殺してる。
睨んでやると、「いつもの先輩がやっとお顔を出したからホッとしました。」なんて言ってる。
どこからどこまでが気遣いで、どこからが揶揄いなのか。
でもやっぱり、その全てが桜子流の優しさなんだと思う。
__________
まだ失恋のつくしを癒す男薬が出てこないよ!
スミマセン。
振られるつくしと、桜子にからかわれるのを書くのが楽しくて(ひどっ!)、ついつい筆が滑りました(苦笑)
次回こそ出てきまーす。
ふう・・・ 連日の更新、そろそろ息切れしてきたよ。
良かったら、応援のお言葉やご感想をお聞かせください!
ぐっとやる気が出まーす!
続きは明日、4月30日0時更新予定です!

ぽちっと押して頂けたら嬉しいです!
第七夜は恋に破れたつくしの登場です。
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結婚しようと思っていた。
いや、絶対にこの人と結婚するんだと思ってた。
互いの両親にも挨拶して。
彼氏のご実家にも何度も遊びに行かせてもらって、お母様とも仲良くなった。
ご実家にお泊りさせてもらう時は、一緒にキッチンに立ってお料理するくらい。
そんな時いつも「あー、こいつに何でもやらせて。」という彼氏の台詞に、ちょっとした引っ掛かりを感じたりもしていたけれど。
お家にお邪魔して挨拶しても、碌に目も合わせて下さらないお父様の亭主関白っぷりを見ていたから、彼氏の態度もそういうお家に育っているせいなのかと思って、自分を納得させていた。
新婚旅行はハワイがいい!というあたしの希望を聞いて、それならば結婚式も向こうで・・・なんて彼氏が言ってくれて。
リゾートウェディングのパンフレットを捲り夢を描く幸せな日々。
だけど、彼氏が転勤になった事から、それまでなんとか合わせていた歯車が段々合わなくなっていった。
電車で2時間という微妙な距離。
今迄のように仕事の後には気軽に会えなくなった。
金曜日の夜、急いで仕事を終えて、晩ご飯の材料を買い込んで駆け付ける彼氏の部屋。
だけどそれも仕事が繁忙期に入れば出来ない訳で。
「ごめん、今日も仕事終わらない!今夜は行けない・・・」なんて連絡を入れる度に、そっけない返事が返って来る。
そのうち「金曜日は来なくてもいいよ、会社の奴等と飲みに行くから。」と言われ、土曜日だけ泊りに行くようになったけれど。
今度は彼が土曜出勤になって、部屋で独り掃除と洗濯をしてあげる、まるで家政婦さんのような状況になった。
これがあたしが鈍感・・・と言われる所以で。
普通の人ならここに女の人の影を感じるんだろうけど、彼を信じ切っていたものだから、「土曜日までお仕事大変だなぁ、せめて美味しいご飯作って待ってよう!」なんていそいそと買い物して、晩御飯を作って待ってたバカなあたし。
そんな週末が何度も過ぎていって。
とある土曜日に目撃したのだ。
電車に揺られてやっと辿り着いた彼が住む街の駅ビルで、彼が他の女の子と私服姿で、仲睦まじく腕組みして歩いているのを。
今日も仕事だって言ってたじゃない。
スーツは何処いったの?
部屋に帰ってくるときはいつもスーツ着てるのに。
もしかして、その子と別れた後に着替えて部屋に戻って来るつもり?
でも、こんな姿見つけてまで彼を信じられる程、あたしもお人好しじゃない。
その場から踵を返して駅の中へと引き返した。
そしてそのまま、2時間かけて自分の住む街へと戻る。
今思えば、気になる事は多々あったのだ。
だけど彼氏を信じたいって思ったから、敢えて無視してきたんだと思う。
だってあたし達結婚するんだから。
この先ずっと一緒にいられるんだから。
そう思って、自分を誤魔化して来たけれど・・・
金曜日のアフター5も土曜日も全然会えなくなったし、彼氏からあたしに会いに来ることも無くなってたのは、紛れもない事実。
ガタンゴトンと電車に揺られながら、独りであれこれ考えるうちに、もう誤魔化しがきかない所に辿り着いてしまったのだ・・・とやっと分かった。
その夜、彼氏から、「何で今日来てないんだよ?」と電話があったけれど、明確な言葉を返せない。
今日目撃したことを話すことすら面倒に思えてしまって。
「ちょっと具合悪いからゴメン。」とだけ告げて電話を切る。
彼氏からもそれ以上「大丈夫か?」とか「俺がそっち行こうか?」なんて言ってきたりもせず、その週末は終わってしまった。
次の週末の前に決着をつけてしまわないと、また連絡が来てしまうのかと思うと、気持ちはどんどん重たくなる。
でも今はもう会いたくもないし、声も聞きたくない・・・と思い、短い手紙を書き送ることにした。
果たしてちゃんと読んでくれるかも怪しい・・・と思ったので、彼氏との関係を断ち切るべく、携帯電話の番号を変えようと思い付く。
急な出費と、友達に新しい電話番号を知らせる手間はかかったけれど、新しい携帯電話を手に入れたあたしの気持ちは、少しスッキリした部分があった。
F3と桜子にも連絡を入れると、遠くの国にいる筈の類からはすぐに折り返しの電話があった。
「牧野、電話変えたんだ?」
「うん、ちょっと、心機一転したくて。」
「ふうん・・・ あんた、元気なの?」
「え? あ、うん、元気にしてるよ。
類こそ、忙しくて身体壊してない?
そっち寒いんでしょ、テレビで見たよ、春なのに寒波って。」
「バカみたいに寒い・・・
早く日本帰りたいよ。もうヤダ。」
「そんな子供みたいな事言わないで、頑張って!」
「ヤダよ、頑張らない。
あんたはいつも頑張り過ぎ。
適当に力抜いていかないと持たないよ。
俺はあんたに笑ってて欲しい。
ねえ、牧野、今笑えてる?」
「・・・どうかな?」
流石、類。鋭い所を突いてくる。
類相手に嘘も吐けなくて、言葉を濁したあたしに、なるべく早く日本に戻れるようにする・・・と優しく囁いて、通話は終わった。
西門さんからは「了解!」という至極あっさりしたメッセージが届いた。
美作さんからは「登録変更したよ。態々連絡ありがとな。」という気遣いの人らしい言葉を貰う。
その一方、桜子からは厳しい尋問をされた。
仕事終わりに呼び出されたお洒落なレストラン。
そこで待ち構えていた桜子は、興味津々な目つきだ。
そして最初から核心を突いてくる。
「先輩、彼氏さんとお別れになったんじゃありません?」
「・・・何でそう思うのよ?」
「携帯電話の機種変更されただけなら、新しい電話をお持ちになりたかったんだなって思いますけど。
番号を変えられるって言うのには、それなりの理由があるものなんです。
どうなんですか?」
桜子に隠し事したって隠し通せない。
それならさっさと素直に白状してしまった方が楽だ。
「まあ、そう・・・かな。
他の女の子と歩いてるの見ちゃって。
それまで気付かないようにしてた違和感を一気に感じちゃったんだよねー。」
「そこまでされないと浮気されてることを感じられないって、本当に先輩は鈍感ですよねえ。
私なんて他の方に他所見した途端にピンときますわよ。
まあ、他所見なんかさせませんけどね。」
そう言いながらふわりと髪を揺らした桜子は、本当に狙った獲物は逃がさない女豹のように、キラーンと瞳を輝かせてる。
「でも、良かったんじゃございませんこと?
私、あの彼氏さん、ちょっと苦手だったんです。
先輩が彼氏さんの前ではどこか遠慮してるような気がして。
女は男を立てるもの・・・なんて古いですよ。
今時、殿方が自分のパートナーを輝かせるように引き立て役に回るべきなんです。
先輩には、きっともっと先輩という地味な花でもそれなりに美しく咲かせて下さるような器の男性が必要なんですわ。」
「桜子・・・ 励ましてるつもり? それともあたしを貶してるの?」
「私はいつだって先輩のお味方ですわ。
ご存知でしょう?
先輩の気持ちが落ち着かれたら、男性とのお食事会にでもお誘いしますわね。」
「えー? いいよ、いいよ、そういうのは・・・
桜子セレクトの男の人と、あたしが合う気がしないもん。」
「失礼ですわねー、私の篩にかけられた男性は、それなりのステイタスをお持ちの優良物件ばかりなんですから。
安心してお付き合いして頂けますよ。」
「いや、逆にあたしと釣り合わなくて、付き合いにくいし、そんな人・・・」
「まあ、失恋には日にち薬って言いますからね。
暫く時間を置いて、お気持ちが変わった頃、お声掛けしますから。」
「だから、いいんだってば、あたしは・・・」
「まあまあ、今日は美味しいお食事と、美味しいお酒でお口直ししましょうよ!」
桜子が小首を傾げてにっこり微笑むと、そこに控えていたギャルソンが恭しくワインを運んでくる。
ワイングラスが満たされ、ヒラメのカルパッチョはカラフルなソースが掛かっていて、とても美味しそうに目に映った。
フルーティーな白ワインはキリリと冷えていて、すいすい口の中に消えていく。
「おっいしー、これ!」
「そうなんですよ、こちらのシャトーのボルドーブラン、本当にお薦めなんです。
先輩、今度の夏のお休みにでもヨーロッパへワインを楽しむ旅に行きませんこと?」
「そんなお金ないもん。」
「花沢さんにでもお願いしたら、連れて行って下さるんじゃないですか?
ご自分で葡萄畑お持ちなくらいなんですから。」
「それじゃ、類に迷惑掛けちゃうじゃん。」
「花沢さんは迷惑どころか、喜ばれると思いますけど。」
「とーにーかーく! 山梨か長野位なら付き合うけど!
海外旅行なんか行かないからっ!」
そう言い放つと、桜子がクスクス笑いを押し殺してる。
睨んでやると、「いつもの先輩がやっとお顔を出したからホッとしました。」なんて言ってる。
どこからどこまでが気遣いで、どこからが揶揄いなのか。
でもやっぱり、その全てが桜子流の優しさなんだと思う。
__________
まだ失恋のつくしを癒す男薬が出てこないよ!
スミマセン。
振られるつくしと、桜子にからかわれるのを書くのが楽しくて(ひどっ!)、ついつい筆が滑りました(苦笑)
次回こそ出てきまーす。
ふう・・・ 連日の更新、そろそろ息切れしてきたよ。
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ぐっとやる気が出まーす!
続きは明日、4月30日0時更新予定です!



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