F4の誰もが狙っている。
新年になった瞬間に、自分が一番最初につくしからの「明けましておめでとう。」や「今年もよろしく。」を聞きたいと。
一番にそれを聞けたからと言って、つくしとの関係が急に近付く訳でも何でもないけれど。
互いの間には、あいつらだけには負けたくない・・・という、変な対抗心がある。
NYと東京の時差は14時間。
日本の方が早く年が明ける。
それをうっかり見誤って、司はあっさり戦線離脱。
同じ日本にいたとしても、どうにもならない家業の男もいる。
総二郎の年末年始は忙しい。
次期家元という立場故に、絶対に抜けられない大晦日と元旦の茶事。
家元と、家元夫人、総二郎と、家元直近の内弟子だけで行われる、大福茶。
その合間につくしに電話したりする余裕は全くなく・・・
気持ちはあれども、伝わらない。
そんな訳で、総二郎も脱落。
こんな時、一番キッチリしていそうなあきらに分がある。
いつも自分に纏わりついている双子たちはもう夢の中。
両親は2人でリビングの暖炉の前で、グラスを傾けながら、年甲斐もなくイチャイチャしている。
自室に戻って、窓辺に立って空を見上げて。
電話が繋がったら、「おめでとう。」だけじゃなく、「そこから星見える?とっても綺麗だよ、今夜は。」なんて言ってみよう・・・と思う。
携帯の時刻表示を見ながら、掛けるタイミングを計って・・・
0時ピッタリにつくしの番号をタップする。
だけど、何度コールしてもずっと話し中!
そう、つくしの新年第一声を聞けたのは、類。
類はしっかり見抜いていた。
司が日本時間に合わせて電話してきたり出来ない事も。
総二郎が多忙な事も。
あきらが日付が変わった瞬間を狙っている事も。
つまり、実質的な敵はあきらのみ。
そのあきらを封じ込めるには・・・
0時になる前からつくしと電話していればいい。
たっぷりと昼寝をして、これに備えておいたから、23時45分につくしに電話を掛けられた。
紅白歌合戦を観ていたというつくしの、「あの歌、すっごい感動しちゃった!」だとか、「あんなコラボあるなんてもうビックリ!」なんていうちょっと興奮気味な声を聞いているうちに、日付けは変わる。
「あ、年明けたー!
類ー、明けましておめでとー!
今年もよろしくねっ!」
「うん、おめでと、牧野。
こちらこそよろしくね。」
「うふふ、なんかいいね、たまたま電話してて、新年になって。
おめでとうって言い合うなんて。」
「そうだね。
今年の初めに聞いた声が牧野だなんて、明るい1年になりそ。」
「いや、あたしの声にそんな効果はないけどさ・・・」
何も知らないのはつくしだけ。
<勝者・花沢類さんの談話>
別に・・・
策略家なんかじゃないから、俺。
牧野とあいつらを見てれば自然と分かっちゃう事でしょ。
俺、牧野が好きだから、牧野の『初めて』は何だって俺が貰いたいんだ。
だから、今年のファースト「明けましておめでとう。」も貰ったよ。
まあ、来年も、再来年も、俺が貰う事になるけどね。
__________
明けましておめでとうございます。
昨年は、色んな事があって、お話の更新もいっぱいお休みを頂いちゃいました。
今年はコンスタントにUPしていけたらな・・・と思っています。
これからも応援宜しくお願いします<(_ _)>
ちょっと時間があったので、新年早々おバカな妄想をしてみました。
色んなパターンを考えても、どうやっても類が勝者になる気がしてならない(笑)
インフルエンザの波がリアル拙宅を襲いまして。
エライ目に遭いました。
12月23日から発熱、24日に高熱に。25日にインフル検査陽性2名。
それを看病してて、28日に自分もインフル陽性。
発症後5日、解熱後2日を経過しないと外出はしない方がいい・・・とのことで。
元日の今日も自宅に閉じこもってテレビ三昧です。
皆様もどうぞお気を付け下さいませー。

ぽちっと押して頂けたら嬉しいです!
新年になった瞬間に、自分が一番最初につくしからの「明けましておめでとう。」や「今年もよろしく。」を聞きたいと。
一番にそれを聞けたからと言って、つくしとの関係が急に近付く訳でも何でもないけれど。
互いの間には、あいつらだけには負けたくない・・・という、変な対抗心がある。
NYと東京の時差は14時間。
日本の方が早く年が明ける。
それをうっかり見誤って、司はあっさり戦線離脱。
同じ日本にいたとしても、どうにもならない家業の男もいる。
総二郎の年末年始は忙しい。
次期家元という立場故に、絶対に抜けられない大晦日と元旦の茶事。
家元と、家元夫人、総二郎と、家元直近の内弟子だけで行われる、大福茶。
その合間につくしに電話したりする余裕は全くなく・・・
気持ちはあれども、伝わらない。
そんな訳で、総二郎も脱落。
こんな時、一番キッチリしていそうなあきらに分がある。
いつも自分に纏わりついている双子たちはもう夢の中。
両親は2人でリビングの暖炉の前で、グラスを傾けながら、年甲斐もなくイチャイチャしている。
自室に戻って、窓辺に立って空を見上げて。
電話が繋がったら、「おめでとう。」だけじゃなく、「そこから星見える?とっても綺麗だよ、今夜は。」なんて言ってみよう・・・と思う。
携帯の時刻表示を見ながら、掛けるタイミングを計って・・・
0時ピッタリにつくしの番号をタップする。
だけど、何度コールしてもずっと話し中!
そう、つくしの新年第一声を聞けたのは、類。
類はしっかり見抜いていた。
司が日本時間に合わせて電話してきたり出来ない事も。
総二郎が多忙な事も。
あきらが日付が変わった瞬間を狙っている事も。
つまり、実質的な敵はあきらのみ。
そのあきらを封じ込めるには・・・
0時になる前からつくしと電話していればいい。
たっぷりと昼寝をして、これに備えておいたから、23時45分につくしに電話を掛けられた。
紅白歌合戦を観ていたというつくしの、「あの歌、すっごい感動しちゃった!」だとか、「あんなコラボあるなんてもうビックリ!」なんていうちょっと興奮気味な声を聞いているうちに、日付けは変わる。
「あ、年明けたー!
類ー、明けましておめでとー!
今年もよろしくねっ!」
「うん、おめでと、牧野。
こちらこそよろしくね。」
「うふふ、なんかいいね、たまたま電話してて、新年になって。
おめでとうって言い合うなんて。」
「そうだね。
今年の初めに聞いた声が牧野だなんて、明るい1年になりそ。」
「いや、あたしの声にそんな効果はないけどさ・・・」
何も知らないのはつくしだけ。
<勝者・花沢類さんの談話>
別に・・・
策略家なんかじゃないから、俺。
牧野とあいつらを見てれば自然と分かっちゃう事でしょ。
俺、牧野が好きだから、牧野の『初めて』は何だって俺が貰いたいんだ。
だから、今年のファースト「明けましておめでとう。」も貰ったよ。
まあ、来年も、再来年も、俺が貰う事になるけどね。
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明けましておめでとうございます。
昨年は、色んな事があって、お話の更新もいっぱいお休みを頂いちゃいました。
今年はコンスタントにUPしていけたらな・・・と思っています。
これからも応援宜しくお願いします<(_ _)>
ちょっと時間があったので、新年早々おバカな妄想をしてみました。
色んなパターンを考えても、どうやっても類が勝者になる気がしてならない(笑)
インフルエンザの波がリアル拙宅を襲いまして。
エライ目に遭いました。
12月23日から発熱、24日に高熱に。25日にインフル検査陽性2名。
それを看病してて、28日に自分もインフル陽性。
発症後5日、解熱後2日を経過しないと外出はしない方がいい・・・とのことで。
元日の今日も自宅に閉じこもってテレビ三昧です。
皆様もどうぞお気を付け下さいませー。



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