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Author:hortensia
花男にはまって幾星霜…
いつまで経っても、自分の中の花男Loveが治まりません。
コミックは類派!
二次は総二郎派!(笑)
総×つくメインですが、類×つく、あき×つくも、ちょっとずつUPしています!
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Before Christmas 前編

「Between you and me」の2人のその後です。

__________


「な、クリスマス、どうする?」

隣を歩く牧野の顔をちょっと覗き込みながら、甘い笑みと共に聞いてみた。

この俺の口から、こんな台詞が飛び出すなんて。
人は変われば変わるもんだよな。

だけど牧野は碌にこっちも見ないでこう宣った。

「え? クリスマスイブも、クリスマスも平日でしょ?
フツーに仕事行くけど。」
「はあーーー?」

オイオイ、俺達、付き合い始めて3週間目。
今が一番ラブラブ&ワクワクな時期の筈だろ?
何だってこの女はこんなにそっけない?

「はあーーー?って言われても・・・
だって、お仕事は休めないし・・・
西門さんだって12月は色々忙しいんでしょ?
特に年末近くなってくるとさ。
あたしは23日と26日、27日がお休みだから、ちょっと早めか、ちょっと遅めにプレゼント交換でもしよっか?」

プレゼント交換って何だよ・・・
小学生じゃあるまいし。
まあ、俺からは飛び切りのプレゼントは用意するけど、お前からは手渡しできるようなモノじゃなくて、2人きりの密室空間で頂きたいモノがある訳で・・・
それに28日はお前の誕生日じゃねえか!
俺はなあ、色々と思い描いてることがあるんだよ!

「クリスマスっつったら、一番気分的に盛り上がるのは24日の夜じゃん。」
「そうかもしれないけど、あたし別にキリスト教徒でもないしー。
西門さんだってそうでしょ?
拘る必要ないんじゃない?」

クリスマスはな、ここ日本じゃ宗教行事じゃなくて、恋人たちのイベントなんだよ!
俺が今迄どんな女とも過ごさないで来たのは、『クリスマスに一緒にいる=恋人同士』という認識を相手に持たさない為で。
初めて本気で惚れた女とは一緒にいたいに決まってる!

「でも仕事の後にメシ一緒に行くぐらいはいいだろ?」
「う・・・ん。それは大丈夫だけど・・・。
今からお店予約出来たりするの?
もう結構ギリギリじゃない。
何処も混んでるんじゃないのかなあ?」
「それは俺に任せとけって。」

OKの返事をもぎ取れて、自然と声がデカくなる。
ついつい頬がだらしなく緩む。
街灯に照らされる牧野の頬が紅いのは、この寒さのせいなのか、それとも少しは何かを感じて照れているのか。
どうも俺の方が振り回されてる感じが否めない。

おっかしーなー?
相手は鉄パン処女で、俺はどんな女でもイチコロの西門総二郎だぜ?
何で思い通りにならねえんだろ・・・?

首をちょっと傾げながら、牧野の隣を歩いてく俺。

何でこの寒い季節に夜道を歩いてるかっていうと・・・
この牧野つくしという女は俺の車に乗りたがらない。
付き合う前までは、TAXIは何とか文句を言わずに一緒に乗ってくれていたが、付き合い始めてみると、「歩いて行ける場所はお金をかけずに歩く主義」を俺にも押し付けられた。

「これぐらいの事、あたしに合わせられないんだったら、あたし達これからやってけないよね?」
「ふふん、つくしちゃんにならトコトン合わせられるぜ、俺。
そもそも俺の方が足が長いんだから、そんなの訳ねえって。」

そんなやり取りがあっての、デートの度の寒空散歩なのだ。
今日も食事の後、牧野ご用達の深夜営業しているスーパーまではTAXIで戻って来たんだが、スーパーから牧野の部屋までは当然の如く徒歩の旅。
互いに白い息を吐きつつ、牧野の部屋に向かって歩いてきた。
そしてようやく着いた安普請のアパート。
今夜は・・・ 入れてくれんのかな?

「あれ? あたしの部屋、電気点いてる・・・
朝消して出たと思ったけどなあ・・・?」

そう言いながら鍵を挿し込むと、いつもと違ってカチャリという音がしない。
どうやら鍵がかかっていないらしい。
もしや泥棒?と思って、俺が先に部屋に入ろうと思ったのに、この迂闊な女はさっさとドアを開けてしまった!
慌てて牧野の腕を引っ張って、俺の後ろに隠したが・・・
部屋の奥からは「姉ちゃん、お帰り~!」という間延びした声が聞こえて来た。

「す、進っ?」

牧野が素っ頓狂な声を上げつつ、俺の後ろから飛び出してくる。

「に・・・しかどさん? あ、えーっと、ご無沙汰しています・・・」

俺達の目の前には、いかにも会社帰りのサラリーマンといった感じの、牧野の弟・進が目を丸くして立っていた。

「あ、あんた、何の連絡もしないで、勝手に部屋に入んないでよっ!」
「さっきから何度も電話したって。
姉ちゃん、全然出ないんだもん。
残業で遅くなって、明日も朝早いから泊めてもらおうと思って・・・
で、でも、お邪魔なら俺、駅前のカプセルホテルにでも行くから!」
「に、に、に、西門さんは送って来てくれただけだからっ!
変な気回さないでっ!」

あーあ、今日もここまでか・・・
この女が弟蔑ろにして俺とイチャイチャしてくれるなんてあり得ないし。

「そうそう、俺はもう失礼するから、今夜は姉弟水入らずでごゆっくり。
進君、今度時間があるときに酒でも飲もうな。」
「は、はいっ! 有り難うございますっ!」
「じゃあな、牧野。
お休み。また連絡するから。」

そう言って、持っていてやったスーパーで買った物を詰めたエコバッグを牧野に手渡す。

「あ、ありがと・・・
お休みなさい・・・」

今頬が紅いのは、確実に進に俺とのことがバレてテンパってるせいだよな。
精々たっぷり根掘り葉掘り聞かれて照れとけよ、牧野!


__________


クリスマス前にちょっと距離縮まったらいいなー!と思ったけど、なかなかね(笑)

長々とお休み頂いてスミマセン。
年の瀬も近いので、リアがバッタバッタでございます。
合間を見つけて妄想して参ります。
なんとかこのお話と、クリスマスSS、つく誕SSと書いていきたいと思ってますので、応援よろしくお願いします!

今日21日の夜(だと思うんですけど)、お友達のりく様のお部屋 恋花-koibana- にて、ブログ開設4周年のお祝いに贈らせて頂いたSSをUPして頂く予定となってます。
鷹瑠璃になります。
初めて花男以外のお話書きました。
良かったらお邪魔してみて下さいねー。


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