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Author:hortensia
花男にはまって幾星霜…
いつまで経っても、自分の中の花男Loveが治まりません。
コミックは類派!
二次は総二郎派!(笑)
総×つくメインですが、類×つく、あき×つくも、ちょっとずつUPしています!
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この部屋、ペット禁止です! 6

ふらっと夕方の街を気儘に散歩しているように見せ掛けながら、カジュアルなアクセサリーショップに誘導する事に成功した!

「あ、俺、ちょっとここ入りたい。」
「別にいいけど・・・」

全く興味無さ気な牧野を連れて入った店内は、シルバーと革を組み合わせたアクセサリーや、ストラップ、キーホルダーが沢山並んでいる。

「俺、こーいうの結構好きなんだよな。」

黒い革紐にシルバーの艶消しのペンダントトップがぶら下がっているのをショーケースから出してもらう。
試着して「どーよ?」と聞いてみても、碌に見もしないで、「うん、いいんじゃない?」という気のない返事が返ってくるだけ。

「こちらのシリーズはチャームを足して、オリジナルのアクセサリーにカスタム出来るタイプでして。
ペンダントトップにチャームを増やしたり、イニシャルの刻印されてる小さなチャームを重ね付けしたりするのも人気です。」
「お、いいじゃん、それ。」

そう言って一緒にチャームを選ぼうかと思ったのに、牧野は既に隣にいなかった。
店の片隅で、ピアスがいっぱいぶら下がっている壁の前に立っている。

あいつ、俺に興味無さすぎる・・・
それならイヤでも俺の事気になるようにさせてやろうじゃないか!

「んー、じゃあ・・・
このペンダントにこのチャーム足して。
それから、同じシリーズで女物のブレスレットとかない?」
「ございます。」

愛想良くにっこり笑ったスタッフが、今度はショーケースの中からブレスレットを3点取り出して見せてくれた。

「こちらがペンダントと同じパーツを使ったものですね。
パーツのサイズと、チェーンの太さが違いますので、お好みでお選び頂けます。
サイズ調整も可能です。」
「これにもチャーム付け足せる?」
「はい。可能ですが、ぶら下がる形になりますので、小さめのチャームがお勧めですね。」

もう一度牧野を振り返る。
もうピアスを見るのは飽きたのか、今度はキーホルダーやキーリングがぶら下がっている回転ラックをゆっくり回していた。

「じゃあ、このブレスにこれ付けて。」
「はい、有り難うございます。
ご用意しますので、店内をご覧になってお待ち下さい。」

ちょっといい買い物出来たな・・・とほくそ笑んで、牧野に歩み寄った。

「何か気に入ったのあったか?」
「えー? うーん・・・
ちょっとピアス、気になるのあったけど。
どうしようかなー?って感じ。
それよりもさ、これ欲しくて。」

牧野が手にしていたのは、レザーのストラップが付いたリール式のキーホルダー。
カラーが色々選べるようだ。

「あたしおっちょこちょいで、しょっちゅうバッグの中の鍵探してるから。
これをバッグに付けといて、ぴよーんって引っ張ったら直ぐ鍵出てくるってすっごく魅力的!」
「何色?」
「え?」
「これぐらい買ってやるよ、宿賃代わりに。」
「え? いいよ、あたし自分で買えるもん。」
「まあまあ。お前に世話になってばっかりだと、俺も肩身が狭いから。
買わせろって。」
「そーお? じゃあ・・・、このネイビーブルーのがいいな。
このバッグの色とも合うし。」
「オッケ。」

牧野が手にしていたネイビーブルーのと。
こっそり自分の分のブラックのもラックから取った。

「それで? 気になったピアスってどれだよ?」
「えー? もうホントにいいってば。
あたしだってちゃんと働いてるんだし。」
「つくしちゃんの審美眼がどんなモンか見てやるよ。」
「何その言い方。感じわるっ!」
「自信あるなら見せてみればいいだろ?」
「あのねえ・・・ 自分の審美眼がこの世の常識じゃないって知った方がいいよ。」

鼻でふふんと笑ったら、牧野の闘争心に火が点いたらしい。
たったか足音させながらピアスのコーナーに戻って、一つ手にして戻って来た。
見れば、さっき俺が選んだペンダントのデザインとよく似た、艶消しのシルバーのパーツがぶら下がっている。
流線型のパーツが牧野の耳元で揺れるのをイメージした。
まるでペアアクセみたいで、独り勝手に嬉しくなる。

「いいじゃん、これ。
俺もこーいうデザイン、好み。」

今度は牧野が勝ち誇ったような顔して、俺を鼻で笑ってる。
「あたしの事馬鹿にしてんじゃないわよ!」ってところだろうか?
油断している牧野の手からピアスをさっともぎ取って、さっきのキーホルダーと一緒にスタッフに渡した。

「それも一緒に会計してくれる?」
「有り難うございます。」
「ねえ、自分で買えるって言ってるのに!」
「つくしちゃん、店の中で騒ぐの、スマートじゃないぜ。」
「・・・・・・。」

ぐっと言葉を飲み込んだけれど、不満あり気に唇を尖らせてる。
なんだよ、それ。
小憎らしいのに可愛いじゃねえか!
あー、今2人きりならキスしてたな、絶対!

上機嫌で店を出て、景色のいいレストランが入っているビルへと足を向ける。

「なあ、和食と、イタリアンと、フレンチ、どれがいい?」
「・・・どれでもいいよ。」
「何へそ曲げてんだよ?
つくしちゃんの好きなモン食おうぜ!」
「どーしていつまで経ってもあたしの事ビンボー人扱いなのよ?」
「そうじゃねえよ。
毎日優しくペットの世話してくれてる礼だろ。」
「ペット、ペットって・・・
あたしはペットなんて要らないっつーの!
早くゴタゴタ片付けて、お邸に帰りなさいよ!」
「まあまあ。もうちょっとかかりそうなんだよ。
それまでつくしちゃんのペットでいさせてくれよ。」

そう、もうちょっと、牧野との距離を縮めるまで。
従順なペットを演じてたい。
距離が縮まった暁には、ペットを卒業して・・・
何になってやろうか?

「・・・美味しいピザが食べたい。
昨日テレビで観たじゃない。
あっつあつでモッツアレラが伸びて美味しそうな石窯焼きのピザ。」
「じゃ、イタリアンだな、今夜は。」

結局この女は美味い物に目が無い。
美味い物を食べさせておけば、機嫌はあっさり治るんだ。
東京タワーが目前に見える席に案内されて、小さく声を上げて喜んで。
極上のシャンパンを口にして、目を丸くする。
希望通りに焼き立てのピザに美味そうに齧り付き。
メインの子牛のグリルを噛み締めてウットリとした表情を浮かべてた。
デザートのジェラート盛り合わせを食べ終わった時には、ほろ酔いで頬をピンクに染めた上機嫌な牧野の出来上がりだ。

「あー、美味しかった。ご馳走様でしたっ!」
「うん、美味かったな、あの肉。」
「お肉だけじゃないよ。
どれもこれも美味しかったじゃない。
お席も、こんな景色のいいところにしてもらえたし。
腕のいいシェフと親切な店員さんのお蔭だねー。」
「何言ってんだ?
つくしちゃんのペットのお蔭だろ?
飼い主をディナーに連れ出すペットは、世界広しと言えども俺ぐらいだぜ?」
「フツーはこんなペット飼いませんし!」
「でもつくしちゃんは今飼ってるだろ。」
「勝手に押し掛けてきたのはそっちでしょ!」
「段々可愛くなってきてるくせに。」
「こんな大男が可愛いなんて思うワケない!」
「あ、じゃあ、カッコいいか。」
「自分で言ってりゃ世話ないよね。」

丁々発止のやり取りはいつもの事。
だけど、楽しくて仕方ない。

「そろそろ帰るか、俺達の部屋に。」
「俺達って何よ? あたしの部屋だってば!」
「ハイハイ、つくしちゃんのお部屋ですよ。
明日も仕事なんだから、遅くなったら辛いのはお前だろ?」
「ペットは毎日ぐうたらしてていいよね。」
「ま、俺は俺で色々考えたり動いたりしてるんだけどな。」
「早くお邸に帰れるようにしなさいよ。」
「鋭意努力します。」

お前との関係がちゃんと進歩したら・・・
その時には一時帰宅しようか、荷物を取りに。

ちょっと酔ってる牧野をタクシーに乗せれば、車の揺れに誘われて、あっという間に夢の中。
ぐらつく身体を俺の方に引き寄せて、幸せの温もりを甘受する。

うん、なかなかいい1日だったな、今日は。
さーて、明日はどうしてやろうか?

勝手に口角が上がっていくのを自覚する。
窓ガラスを見れば、ニヤついている俺が映る。
それを見つけても楽しい気持ちは止まらないのだ。


________________



連日、総二郎が楽しそうですわ。
つくしのガードは・・・、そんなに下がってなさそうだけど(苦笑)
こんなお堅いヒトが3日ペット擬きを部屋に入れたからって、急には変わらないわよねー。
総二郎の1週間のお休みはそろそろ折り返し地点。
この後どうなるのでしょうか?

GWもあと2日・・・(リアル拙宅の住人達は、6・7日はお休みではなく通常運転)。
狭い我が家の中で、早く独りになりたい・・・と、切実に思ってます。ハイ。

わわわ、ボツ原稿の一部を晒しちゃってました!
恥ずかし過ぎる!
見付けて即削除したよ( (;´Д`A


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ジャンル:小説・文学

Comment

おおいぬのふぐり様

いつも有り難うございます!
アクセサリー、自分の中にはイメージがあるんですけど。
昔どこかで見たんだけど、ブランドとか忘れてしまって…
皆さんの心の目で見て頂けたらと思います(苦笑)
ボツ原稿、書いて、削って、下にとりあえず置いといて、リサイクル出来るならどこかでつかお…と思ってて、そのまんまUPしちゃいました。
お恥ずかしい限りです。
次からつくし語りだから…
出番ないかも???
また宜しくお願いします!

サン様

いつも有り難うございます!
総二郎、ニンマリ。
楽しくって仕方ないペットライフですが、この先どうなることやら?
どこまで距離詰めれるんでしょうか?
明日からお仕事リスタートでしょうか?
管理人も明日からは通常運転です。
その方がホッとしてしまうー。
ずっとおさんどんしてるの、辛いー。
また宜しくお願いします!
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